〇〇活用で夫婦の会話が倍増する!~令和夫婦の新しい在り方~

 

「うちはとにかく話してるよ~~。夫婦揃っておしゃべりだから」

という夫婦もいる一方で

「必要事項以外話さないかな。。。」

「何を話しても相槌しか打たないから、会話するのはやめたわ。何かあればメールしてる。」

そんな夫婦も多い令和に生きる私たち。

 

今回は、忙しく時間のないと感じている夫婦に会話が不足している理由と、会話を増やす方法をお伝えしていきたいと思います。

 

1.データから見えてくる令和的夫婦と会話のカタチ

ここでは、私たち令和夫婦の現状をデータから読み解いていきたいと思います。

 

1-1.「共働き夫婦」は時間がない!

内閣府の男女共同参画局による「男女共同参画白書」を見てみましょう。

 

昭和55年以降、共働き世帯は年々増加する傾向にあり、平成9年以降は共働き世帯数が男性雇用者と無業の妻から成る世帯数を上回りました。

そして令和元年(2019年)においては約65%以上が共働き世帯となっています。

 

更に、一日の家事時間は独身の時よりも夫婦、更には子どものいる夫婦の方が2倍以上と増えています。

 

仕事で疲れた私たちに待っているのは、買い物に夕飯作り、お風呂洗いに洗濯物、更には使った食器洗い、あーそういえば冬物の衣類を出すの忘れてた…なんてことばかり。

 

帰宅してもしなきゃいけない家事が待っていると思うと、帰宅する足取りも重くなってしまいますよね。

今では、その負担を軽減するべく家事代行サービスや総菜、冷食、テイクアウトなど多くの家事短縮サービスや商品がありますが、それでも日々の家事の労力は大変なものです。

さらに子どもがいれば、育児時間も加わりますし、高齢化による介護の時間も必要になってくることを考えると、まさに「時間がない」そのものです。

 

疲弊がたまれば会話する力もないわけで、気が付けば夫婦の会話は無くなっていくことは必然かもしれません。

 

1-2.「核家族」は時間がない!

皆さん、「核家族」という言葉をご存知ですか?

 

戦後の日本は、大家族から核家族化へと移行してったと思われがちですが、実は1920年(大正9年)には家族形態の54%がすでに核家族で、100年経った今でも核家族は約6割とあまり変わらない数値で推移しています。

 

100年経ってもあまり変わってないのかと思う方もいるかもしれませんが、その内容や私たち夫婦を取り巻く環境は大きく変化しています。

 

核家族の内訳を見ると、「夫婦のみ」と「一人親家庭」世帯が増加する一方、「夫婦と子」世帯は年々減少傾向にあります。

これは、子どもたちに頼ることなく仕事に趣味にと充実した人生を送っている高齢者夫婦の世帯の増加を表しています。

また、昔は血縁者や親戚が近くに住んでおり、何かあれば人手を頼めるような大家族に近い生活を行っていたのに対して、現代は近隣血縁者がいない孤立した核家族が多くいます。

 

この2点の変化によって、猫の手も借りたいほど忙しい子育て世代が、祖父母や親戚などにサポートがあまり期待できないこと、それから、家族の人数が少ないために家事などの負担が大きく、いつも時間がないと感じる人が多いことにつながっているようです。

 

2.会話がなくても大丈夫? 夫婦円満の理想と現実

「会話がなくてもうちは問題ないよ。」

そういった夫婦も沢山いるでしょう。

 

しかし、考えてみたことはありますか?

もし、夫婦の会話がないのがパートナーの抗議であったら?

もし、現状の会話時間にどちらか一方が不満だったら?

 

本当に夫婦の会話がなくても問題ありませんか?

ここでは、夫婦円満について、そして夫婦円満に必要なものついて考えていきたいと思います。

 

2-1.令和的夫婦の平均会話時間 なんと半数が○○%だった

共働き世帯が多くを占め、しかし家事育児のサポートが期待できず、日々【忙しい】【時間がない】私たち夫婦の会話時間はどのくらいなのでしょうか?

 

江崎グリコ株式会社さんが夫婦を対象に会話に関する調査を行ったところ、97%が夫婦円満のために「会話」が必要と回答しました。

 

しかしながら、夫婦の平均会話時間は、平日でも約10%の夫婦が1時間未満で、40~50%の夫婦が30分以下だそうです。

さらには、0分が3~4.5%という回答も。

 

果たしてこの会話時間で、十分なコミュニケーションが取れている夫婦はどれだけいるのでしょうか?

 

2-2.夫婦円満に必要なのはやっぱり会話

夫婦が円満であるために夫婦での会話は必要なのでしょうか?

夫婦全体の約9割以上が会話は必要だと考えています。

 

会話はコミュニケーションの基本です。

円滑なコミュニケーションがあればこそ夫婦が円満でいることができるのです。

 

無口で食事をするよりも、ちょっとした会話を重ねる食事の方が美味しく楽しく過ごせると思いませんか? 

 

しかしながら平均の夫婦の会話時間を考えると、会話に対する満足度は決して高いものではないでしょう。

本来は会話をするのに努力は不要かもしれませんが、時間と余裕がない私たちはお互いが努力をして会話をする必要があるのではないでしょうか 。

 

3. 空いてる時間で会話をしよう!

時間がない余裕がない私たちですが、見直せばスキマ時間もあるものです。

もしかしたら既にスキマ時間を活用している皆さんもいるかもしれませんが、こちらを一読していただき、今一度皆さんの空いている時間を洗い出す参考になればと思います。

 

 

3-1.共同作業で会話をしよう!

一人暮らしでも夫婦で暮らしていてもこなさなければいけないもの、それは「家事」です。

家事の時間をうまく使って会話を増やすことができます。

これは、難しいことではありません。

例えば一緒に買い物に行く、一緒に洗い物をする、一緒に料理を作る、一緒に洗濯を干すなど、いつも一人でやっていることを「一緒に」やるだけです。

ひとりでやればしんどくつまらないことでも、一緒にやればあっという間に終わる事ってありますよね。

「一緒にやろうよ」と誘うことが会話の第一歩になるでしょう。

 

3-2.分担作業で会話をしよう!

共同作業と反対なのに会話が増えるの?

そう思う方もいるかもしれませんが、結論から言えば会話は増えます。

例えば、

「私は料理をするので、その間にあなたはテーブルセッティングをしてほしいな。」

「私が洗い物をするから、その間に子供をお風呂に入れてくれる?」

 

こんな感じに、「一緒に作業をする」のではなく、「一緒の時間にお互いの作業を終わらせる」とという提案をするのです。

遊び心を取り入れて、どちらか先に終わるかを競争してみてもいいかもしれません。

いつもより10分早く終わったとお互いを褒めあったり、こうすればもっと時間短縮できるのでは?なんて話し合える関係であれば、家事であっても楽しい会話時間になるのではないでしょうか?

 

3-3.移動時間で会話をしよう!

共働きであれば出社して駅まで行く時間や、退社して駅から戻る時間がありますよね。

毎日必ずある通勤時間を一緒に過ごしたり、わざと待ち合わせをして家に帰ったりすることで特別感を生み出せば、会話が生まれるかもしれません。

 

また、車で時間を過ごすと普段よりも会話が弾むそうです。

車に乗るのは移動するための時間ではなく、一緒に会話を楽しむ時間と考えてちょっと遠いスーパーまで買い物に行ったり、寄り道するのも良いのではないでしょうか。

 

忙しい令和時代夫婦の私たちですが、幸せでありたい、家庭円満でありたいという気持ちはいつの時代も変わらないと思います。

ここまで読んでいただいてお気づきかもしれませんが、大事なことは「一緒に」という時間を増やすことです。

同じ空間にいるのに1人はスマホをいじるだけ、1人はせっせと家事をこなすようでは負担が不満に変わるだけです。

 

忙しいからこそ、会話というコミュニケーションを大切にすることで、みなさんの幸せが続くことを心より願っています 。