【10年セックスレス夫婦】解消するコツはこれだった!

はじめに

街を歩けばマッサージ店やゆっくりとくつろげるようなカフェ、アロマショップなどが点在しており、ネットでもヒーリングミュージックやリラックス動画などが今人気なんだそうです。

私達が癒しを求めているということは、裏を返せばいかに毎日を忙しく過ごしているかを指していると思います。

 

時間がなく余裕がないと、物事に優先順位をつけて後回しにすることも多くなりがちですが、あなたのセックスの優先順位はどうでしょうか?

忙しい、パートナーと時間が合わない、疲れているなど何かしらの理由をつけてセックスレスに陥っていたりしませんか?

 

もしかしたらセックスの優先順位が低いのではなく、優先順位の上位の負担が大きすぎてセックスする時間を作るまでに至らないのかもしれません。

 

今回はそのうちにと思っているうちに長時間経ってしまった、もう修正できないのではと不安に感じている夫婦やカップルの皆さんの経験談やホンネから見えてきたセックスレス解消のコツをお伝えしたいと思います。

 

1.セックスレス大国日本

性関係の悩みは、なかなか人に言えるものではありません。どんなに気の置けない関係の人であっても、二の足を踏むのではないでしょうか。

ここでは、 ここでは色々な企業が取り組むセックスレス調査のデータを踏まえて日本の状況を見ていきたいと思います。

 

1-1.衝撃!日本の夫婦の約半数がセックスレスだった

日本家族計画協会が行っているセックスレスの状況調査によれば、セックスレスの割合は増加傾向にあり、2016年には実に47%、2020年には、ついに半数を超える51.9%の夫婦がセックスレスであるという結果が出ています。

 

また、Durex社が計26カ国に対して行ったセックス頻度と満足度の調査を見てみましょう。週1回以上のセックスを行う夫婦などの割合が多いのが1位のギリシャで、しかもギリシャは87%という結果でした。日本は26カ国中なんと26位の最下位でした。

日本は、週に1回のセックスをする夫婦などの割合は34%、さらに満足度で言えば世界的にも低く15%という結果でした。

価値観や生活習慣など違いがあれど、これほどの差が出ているのは驚きですよね。

 

調査を日本国内にとどめてみても、財団法人日本性教育協会の調査によると、近年の若者のセックス経験率は減少しており、セックスや性に対して興味がないという若者が増加傾向にあるのが要因とされています。

 

1-2.性に後ろ向きなわたしたちのこれから

前述したとおり、われわれ日本人はセックスや性に対して興味がない、後ろ向きとも考えられる傾向にあるなかで、夫婦やカップルはどうあるべきなのでしょうか。

 

セックスがなければ夫婦やパートナーではいられないのか?

結論からいえば、夫婦やパートナー間でセックスレスでも構わないという共通の認識であれば何の問題もないと思います。

セックスレスであっても幸せな夫婦やカップルは沢山います。

しかし一方がセックスレスであることに悩み傷ついているならば、お互いにこの問題に対して向きあい、解決に向けて努力する必要があるのではないでしょうか。

 

2.セックスレス10年夫婦の実話とホンネ

ここでは、実際に10年以上セックスレスで悩んでいる方の経験談とそこから見えてくるセックスレスに対するホンネを探っていきたいと思います。

 

2-1.実話!セックスレス10年夫婦の経験談

◆「産後から始まったセックスレス」Aさん(40代 女性)

2人目の子どもができてからですね、気が付けばレスってやつでした。

というか、2人目出産して一週間後に突然海外へ長期出張に行ってくるって言われて。

まだ産後間もないから不安だって相談したんですけど、「だって2回目なんだから大丈夫でしょ」って。

上の子もいるから1人目の出産より大変なのに、本当怒りを通り越して殺意が芽生えました(笑)。

もともと家事や育児に協力的ではない事に対する不満もあって、関係を迫られても無理って断っていました。

私も意地を張ってしまったものだから、気が付けば10年以上経ってしまいました。

今更、こちらから誘うことなんてできないし、これからもずっとセックスレスなんだと思います。

子どもも大きくなり、私も仕事を始めました。いつ離婚してもいいように準備はしておこうと思います。

 

◆「淡白な夫からセックスしない宣言」Bさん(30代 女性)

とにかく子どもがほしいんです、私。

だけど、夫は子どもにもセックスにもあまり興味がないみたいで。

なんとか興味を持ってもらおうって、子どもが多い公園に行ってみたり、精力がアップするような食べ物を調べては食卓に並べてみたりしてたんです。

 

そしたらある日「もうセックスはしない」って言われてしまいました。

こんな私に疲れてしまったんだそうです。

あれから10年、いまだにセックスレスです。

私の何がいけなかったんだろうってずっと自分を責め続けています。

はたからみれば、仲良し夫婦なんです。夫は本当に優しくて、家事も率先してやってくれるし、私の両親への気遣いも忘れないんです。

私にはできた夫なんだから、私が我慢すればいいんですよね、きっと。

 

◆「妻が開業し忙しすぎてセックスレスに」Cさん(50代 男性)

子どもが小学校にあがって、「少し時間ができたから外に出て働きたい」って妻が言い出しまして。

そうしましたらその仕事が彼女に合ってたみたいで、そのまま独立してママ友と会社を設立したんです。

女性向けのイベントや化粧品などの販売を手がけているんですけど、やりがいがあってとても楽しいらしんですよ。

だけど、結構忙しくて夜中まで打ち合わせしたり、休日も出かけたりしてね。

そうするうちに、夜誘っても断られるようになりました。

あるとき、ちょっと強引に迫ったらすごい剣幕で怒られてしまいました。

翌朝「昨日はごめんね」って謝ってくれましたけど、もう怖くて二度と誘えないと思います。

彼女が幸せそうにしているのは嬉しいけど、正直むなしいっていうか寂しいです。

 

◆「同居と介護でセックスレスに」Dさん(50代 女性)

うちは子どもがいませんが、夜の関係も良好で、週末は夫婦で出かけたりしてました。

そんな感じでまあ普通に仲がよかったんですが、義両親と介護が理由で同居することになったんですよね。

同居していると、やっぱり夜の行為って遠慮するじゃないですか。

だからなんとなく回数が減っていたんですよね。

それでも「まぁ年も取ったしそんなもんかな」って思ってたんですけど、10年位前に義父が亡くなったら今度は元気だった義母が痴呆になってしまって。

夜中に徘徊したり、大声を出したり、泥棒呼ばわりされたりね(笑)。

いわゆる痴呆症状と言われるものは一通りやったんじゃないかな。

旦那も協力的だし、義姉も介護を変わってくれたりしますが、結局メインは私なので、とにかくしんどくて。朝までぐっすり寝るなんて到底無理でとにかくいつも眠い。

本当にね、セックスしたいんです、私も旦那も。

だけど、時間が作れないし、時間があればとにかく寝たい。

義姉は「私が見てるから、2人で出かければ?」って言ってくれるんですけど、この年でラブホもなぁって思うし、なんか罪悪感もあっていまだに実行できずに気が付けばセックスレス10年です。

セックスレス10年ってなんかプロみたいですよね。そんな風になりたかったわけじゃないんですけどね。

 

◆「夫の性欲にこたえられず風俗を公認」Eさん(40代 女性)

ちょっと下世話なんですけど、夫は性欲がすごいんです。

若いときはまだなんとかこたえてあげられていたんですけど、子どもができてからは本当に無理で。

あるときセックスしたいって言われたんですけど、断ったら怒り出して「いつならいいんだよ!俺が風俗に行ってもいいのか?」って言うから、思わず「勝手にすれば?」って言ってしまったんです。

それからはもう当然であるかのように風俗に定期的に通ってます。

私も「勝手にすれば」と言ってしまった手前、行かないでほしいとか、私もしたいとは言えず。

子どもも大きくなってきて、これから夫婦の時間も増えていくんだと思うんですが、風俗に行き続ける夫と仲良くなんてできる気がしません。

本当どうすればいいんでしょうか…

 

2-2.言葉の裏側から見えてくるセックスレスのホンネ

「もういいんだ、旦那と手すらつなぎたくないよ」

「子どもがかわいいから、子供の面倒だけ見ていたいの」

「え?嫁なんか女に見えないし、勃起もしねーよ」

 

私の周りでもこんな会話が聞こえてくるときがあります。しかし、一見気にしていないという感じの言葉たちの裏にちらちらとホンネが見えてくるのは気のせいでしょうか?

先ほどの5人のセックスレス経験談をお聞きした時も感じたことですが、セックスレスも10年以上になると、こういった心情を持つ方が多いようです。

 

・自身がセックスレスであるということを受け入れている

セックスレスはもはや解決できないものだと諦めの境地に立っている

・相手に怒りにも似た感情を持っている

・何もできないでいる自分にも怒りや戸惑いを感じている

・このままずっとセックスレスだったらどうしようと不安になっている

離婚の2文字がちらついている

・老後への不安

 

今読んでいる方の中でまさに同じような事を感じていらっしゃる人もいるのではないでしょうか。

 

そんなみなさんに一度考えてみてほしいのです。

 

セックスレスという問題を横において生活している限り、これからもセックスレスによる苦痛の時間は続くということを。

そして、セックスレスだった過去の10年よりも長い将来が私たちには残されているということを。

 

もちろんそれで構わないという方がいるでしょう。

しかし、なんとかセックスレスを解消したいという気持ちがあるのなら、ぜひアクションを起こして欲しいのです。

あなたの傷や痛みがこれ以上ひどくなる前に。

 

3.セックスレスを解消するには

みなさんの経験談を聞いていくなかで、解決策ではありませんがとある共通点が見えてきました。

それは、みんな1人で思い悩んでいるということです。

誰にも相談できず、情報を探し続け、自分を責める。

そんなことばかりを続けている人が実に多いのです。

しかし、セックスは1人ではできません。1人でどんなに思い悩んでいてもそれが相手に伝わらなければ進展は見込めないのです。

 

セックスレスな関係を打破したい!そう考えている人はどうすればよいのでしょうか?

 

まずはシンプルに計画だてましょう。

ここで推奨するのはこの2つです。

 

・真剣に向き合うために話し合いの場を設ける

・考えられる理由の解消を目指す

 

しかし、ここで大きな問題があります。

10年もセックスレスとなると、それなりに色々なことを試してきたり、もはや話し合うことが難しい方も多いのが現状です。

 

そこでまず、相手に寄り添うことにフォーカスを向けてみるのはどうでしょうか?

例えば「コンビニに行ってくる」という旦那に「一緒に行きたいな」と言ってみたり、笑顔で「おはよう」と言ってみるなど、一緒にいると感じる時間を増やす努力をしてみましょう。

 

そんなことぐらいで?とお思いかもしれませんが、逆に言えばそういう積み重ねができなかったことで2人の間に溝ができたとは考えられませんか?

セックスレスになる前にできていたこと、やっていたことがいつの間にかやれなくなった事があるならば、トライしてみることが2人の関係修復の第一歩になると思います。

 

それすらも怖い、それが解決の糸口になるとは思えない、そんな風に感じた方はセックスレスに対して強い痛みを感じている証だと思います。

努力を重ね、チャレンジして傷を負ってきたあなたに、伝えたいことは1つだけ。

 

セックスレスについて1人で悩まないこと

 

簡単に相談する相手がいないのは当然のことです。いればすでに相談し解決していたことでしょうから。

セックスレスはそれほどに深刻で難しい問題なのです。

 

ならばどうすればよいのか?

適切な相手、つまり専門家に相談することが最良の手段だと思います。

小さな傷なら絆創膏一枚でいいですが、大怪我なら病院で処置してもらいますよね。

セックスレスのカウンセラーに相談するのはそれと同義だと思います。

 

誰かに話を聞いてもらう、共感してもらえるだけでもきっと痛みが和らぎ、明日への力になるでしょう。

 

最後に セックスレスに向き合おうとするあなたへ

夫婦の数だけ問題があります。

個人だけに限らず、夫婦間や家庭、周囲を取り巻く環境によって無数の問題のカタチがあります。

更にセックスレスの問題ともなると、とてもデリケートで複雑な内容なため、わかりやすい解決策はないに等しいです。

だからこそ、1人で悩まずにいてほしいのです。

 

セックスレスのカウンセラーに相談したり、セックスレスのカウンセラーによるサイトや動画などで正しい情報や知識を身につけることで、あなたの痛みが少しでも癒されることを心から願っています。